「鳥商人と魚商人」伝説

鳥商人と魚商人

2010年06月10日 17:09



昔、九州に鳥商人がおったそうな


そりゃー上手い鶏を扱っておった


炭焼きでぶわっと炎をあげて、


炭の香りこうばしい『黒焼き』は


その強烈な歯ごたえと、


ほとばしる旨味が、悶絶(もんぜつ)級


悶絶者続出で


他の追随を寄せつけない。。


これは天下をとれるべと、


京の都を目指したそうな



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かたや、遠州三河の魚商人



毎日、毎日


鯛にすずきに、平目がわんさか


来る日も来る日も


大漁続きで、



鮮度抜群の刺身魚を



あえて串にうって、焼いたそうな



その名も『魚串



あぁもったいない。。。



と思いきや、、



その旨さもまた、悶絶級


悶絶者多数でて


他の追随を許さない。。


これは天下をとれるべと


京の都をめざしたそうな




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当然のことながら


天下の鳥商人魚商人



人だかりで、

商売繁盛、

群集悶絶




そして二人の出会いは歴史的な必然となった



圧倒的な悶絶力同士



ついに勝負の時がきた


一触触発の事態



その時!!!


「ちょっと待て!」



でてきたのは、とある立派な商人


「あんたがた、


争うなかれ。


お二人が力をあわすれば


その悶絶力をもって


世の中を幸せに導くことが


できるはずじゃ!」




心を打たれた鳥商人魚商人


力をあわせ、


世のため、人のために


素晴らしい居酒屋を開いたそうな






ちなみに、あの立派な商人は



売り手良し、


買い手良し


世間良し




『三方良し』で有名な


近江商人だったそうな



めでたし、めでたし♪



と思いきや、、、



つづく・・・・・